レーザー治療について laser

POINT

  1. ポイント01ハンドベインの血管内レーザー治療は、傷跡が目立たず、体へのダメージも少ないのが特徴です。
  2. ポイント02レーザー治療の執刀医、阿保医師は「血管」のプロフェッショナル。国内で初めてハンドベインのレーザー手術を手掛け、施術実績多数、満足度も国内トップクラスです。
  3. ポイント03費用は、穿刺処理する血管1か所が33,000円(税込)で照射範囲の処理する血管の数により算出されます。

ハンドベインの症状と最新のレーザー治療

血管内レーザー治療の方法とメリット

最新のレーザー治療では、血管内に針を入れ、レーザーを照射して血管を細く収縮させます。レーザー用の針は採血時に用いる針より「やや太い」程度ですので、傷跡も目立たず、体へのダメージも少ないという特徴があります。治療は1時間ほどで終了し、すぐにご帰宅いただけます。
旧来の治療法である硬化療法は、血管の一部に「硬化剤」を入れて血管をつぶす(接着する)もので、太い血管には治療効果が不十分で、再発も多いことが問題でした。
血管内レーザー治療は太めの血管も含めて浮き出ている血管を目立たなくさせることができます。
当院のレーザー治療では、血管内レーザー治療のスペシャリストでもある血管外科医が担当し、安心・安全で確実です。

ハンドべイン治療の変遷

体外照射タイプのレーザー

体外照射タイプのレーザー

かつて、ハンドべインの治療には、「体外照射タイプのレーザー(ロングパルスYAGレーザーなど)」が用いられた時代もありました。
このタイプのレーザーは、網目状静脈瘤やクモの巣状静脈瘤といった、脚の細かい静脈瘤の治療には有効ですが、ボコボコと浮き上がるハンドべインに対しては治療効果が乏しい、という問題がありました。

硬化療法

硬化療法

また別に、血管を完全に閉鎖してしまう「硬化療法」があり、体外照射タイプのレーザーを用いるよりも太い血管を処理することができます。
現在、脚の静脈瘤の中でも、側枝静脈瘤や陰部静脈瘤などの比較的太いものには硬化療法が行われており、さらに硬化療法をハンドべイン治療に応用している医療機関もあります。

しかし、硬化療法は、血管を完全に閉鎖した結果として血管を目立たなくさせる治療であり、ハンドべインのようにボコボコ浮き上がる多くの血管に硬化療法を行うことにより、血行の状態がより悪化する可能性が生じます。
さらに、ハンドベインは脚の静脈瘤のように病的な血管とはいえないため、硬化療法により完全に潰してしまうことは問題なのではないのか、という医学的な見方があるのが実情です。

血管内レーザー治療

血管内レーザー治療

これらの問題点を解消しうる治療として、「血管内レーザー治療」が注目されています。
血管内レーザー治療は、下肢静脈瘤として典型的な、大きなボコボコ血管を治療するための一般的な方法です。
血管内レーザー治療では、レーザーのエネルギーを血管の壁に送達し、血管を収縮・癒着させるメカニズムにより、逆流血管を閉鎖することができます。
このように、下肢静脈瘤に対しては、血管内レーザー治療と硬化療法とは同じように血管を閉鎖させることで、症状を改善させます。
一方、ハンドべインに対して血管内レーザー治療を行う際には、血管を収縮はさせるが完全に閉鎖させないことが可能となります。
ただし、血管内レーザー治療により血管を完全閉鎖せずに収縮させるためには技術的な要素が重要ですので、治療を行う医師の豊富な経験と勘が不可欠といえます。

それぞれの治療の利点・欠点

体外照射タイプのレーザー

利点 処置後に包帯を巻く必要がありません。日常生活が犠牲になりません。
欠点 一般的なハンドべインには無効です(赤・紫などの毛細血管拡張には対応できます)。

硬化療法

利点 注射による処置のため、短時間で治療が終わります。比較的細い血管には有効です。
欠点 ハンドべインでよく見られる比較的太い血管には対処できません。
固まった血管が硬く、しこりとして残ることがあります 。
処理した血管を完全に閉塞させるため、処理範囲が広くなると血行の点で良くありません。(循環不全につながります) 治療後しばらくは、包帯やサポーターでの圧迫が必要となります。

血管内レーザー治療

利点 ほとんど全てのハンドべインを確実に治療できます(治療範囲に制限があります)。
血管を完全閉塞させずに目立たなくさせることができます(術者の技術が必要です)。
欠点 施術後一時的に腫れるため、約1週間ほど包帯を巻くことになります。
局所麻酔が必要となります。

※ヒアルロン酸を血管周囲に注入して血管を目立たなくさせる治療法もあるようですが、ほとんどの場合その効果が乏しく、手全体が腫れる場合もあるため、一般的とはいえません。

ハンドべイン治療の変遷

ハンドべイン治療のパイオニア

レーザー手術を執刀する阿保義久院長は、東京大学医学部を卒業した「血管外科医」。まさに「血管」のプロフェッショナルです。
国内でこの治療が普及していない時期に治療に着手した、ハンドべイン治療のパイオニアであり第一人者といえます。

当初、脚の血管が拡張する「下肢静脈瘤」の患者さんから「手の血管の悩み」を相談されたのがきっかけとなり、国内で「ハンドベインのレーザー治療」が行われていなかった2005年からこの治療法を手掛け、今日まで実績を出してまいりました。

現在、ハンドべインや下肢静脈瘤レーザー治療について治療後成果をきちんと公開し、かつ高い患者満足度を得ているクリニックは当院を除いてほとんどありません。当院は実質的に国内初の、最も安心できるクリニックとして最新の血管内レーザー治療を行っています。

レーザー治療の誕生秘話

満足度調査結果

70%満足

アンケートによる満足度調査では、満足度90%という高い評価を頂いています。

平成25年7月6日より集計
総集計数:40名

患者様満足度調査